自分が子供のころ、
「昔はよく映画を見たんだよなぁ」という大人が多く、
「どうして大人になっても映画を見るのを続けないんだろう」
となんとなく反発心を感じていたので、
どこか映画を避けていました。
大学生の時、大学のSF研究会が「インデペンデンス・デイ」の
上映会をやっていました。
そのときかなり暇だったので、上映会に行くことに。
そしてこの映画を見て衝撃を受けました。
映画ってこんなに面白いものだったのか!と。
それ以来映画にはまってしまい、今に至ります。
そんなわけで、この映画は自分の映画鑑賞歴の原点です。
地球に超巨大宇宙船が近づき、
母船から飛び立った宇宙船が
次々に世界中の所有都市上空に現れます。
世界中は大混乱に陥り、若きアメリカ大統領ホイットモアは
国民に冷静な対応を呼びかけます。
有線テレビの修理士デイヴィッドは、
宇宙人が地球の衛星を使って
カウントダウンの信号を同期をしていることに気づきます。
それが一斉攻撃の合図だと悟ったデイヴィッドは、
大統領の秘書をしている元妻コニーに連絡。
運転のできない彼は父親の車に乗せてもらい、
強引にホワイトハウスに行き、
なんとか大統領にその事実を報告します。
デイヴィッドの警告に従い
ホワイトハウスから逃げる大統領たち。
そしてついに宇宙船からレーザー砲が放たれるのでした。

アメリカ大統領ホイットモアを演じるのはビル・プルマン。
彼が特にすごいのはこの映画の終盤の演説シーンです。
これぞ大統領の演説!という迫力があり、
自分の中では映画史に残る名シーンと思っています。
修理士デイヴィッドを演じるのはジェフ・ゴールドブラム。
「ジュラシック・パーク」の科学者役で有名ですね。
物語の序盤から怒涛のように危機的状況が訪れます。
敵の正体も見えないまま、
なすすべもなくやられてしまう・・・。
圧倒的な爆破シーンと、次々と押し寄せてくる展開に、
自分はがっちり物語の世界観に引き込まれていきました。
アメリカ軍は反撃に出るべく、空軍での攻撃を仕掛けます。
休暇中だった戦闘機パイロットの
ヒラー大尉も基地にかけつけます。
隊列を組んでミサイル攻撃を図るも、
相手の宇宙船にはバリアがかかっており、
攻撃が全く効きません。
しかも宇宙船からは無数のUFOが出撃し、
あっという間に戦闘機を撃墜していきます。
ヒラーもUFOに追われますが、
自らは戦闘機から脱出し、なんとかUFOを墜落させます。
UFOの入り口を開けると中には宇宙人が。
彼は宇宙人を捕まえて、
上空から見えた基地へと運ぶのでした。
ヒラー大尉演じるのウィル・スミス。
その後数多くの大ヒット映画に出演するハリウッド俳優です。
この宇宙船に攻撃をかけるシーンはとても迫力があり、
すでに世界観にどっぷりはまっている私は、
手に汗握りっぱなしでした。
ちなみに、ヒラーは宇宙飛行士を目指していますが、
NASAからは不合格通知が届ていしまいます。
このヒラーの宇宙に行きたいという気持ちが、
この後の展開に関わってきます。
もはや地球に反撃のすべはないのか・・・。
そんな中、ここで初めて、ホイットモアは実はアメリカに
かつて宇宙人が到来していた事実を知らされます。
秘密裡に研究は続けられていて、
その研究施設「エリア51」に向かいます。
ヒラーが上空から見た基地もここで、
彼も宇宙人をここに運びます。
いよいよ宇宙人たちの目的が明るみになります。
そしてこの研究施設でのデイヴィッドのあるひらめきが、
反撃への第一歩となっていきます。
そして反撃の直前、
士気を高めるべく大統領が皆に声を掛けます。
それがあの演説シーンです。

ここからはもう怒涛の展開で、最後は大団円を迎えます。
この映画は、宇宙人をやっつけるぞー!!USA!!USA!!的な
ノリで終始見られるので(誉め言葉です)
見終わった後の爽快感がすごいです。
ちなみに監督のローランド・エメリッヒはドイツ人ですが。。
こうして映画の洗礼を受けてしまった自分は
このあと吸い込むようにたくさんの映画を見ていきます。
きっとこの映画を見ることがなければ
自分の人生は違うものになっていたと思います。
そんな大きなきっかけになった
この映画と出会えてとても幸せです。
予告編